銀英伝

2012.01.17, category: Staff Voice

昨日『銀河英雄伝説 第二章 自由惑星同盟篇』の製作発表に行ってきました。高校生のころから『銀英伝』の大ファンだったので、舞台も第一章と番外編2作、全部観ています。そして毎回違う演出に驚き、次はどうなるのだろうとワクワクしています。

個人的には前回の「オーベルシュタイン篇」に感動しました。舞台上にオーベルシュタインの義眼に映る世界が映し出される。その映像を通して、ラインハルトにオーベルシュタインがおのれを売り込むという大切な場面が描かれていたのです。そうすることで別の俳優を立てることなくラインハルトを登場させることができたばかりか、基本的にオーベルシュタイン視点で描かれていた舞台の密度を、さらにギュギュッと濃縮させることができたんじゃないかなと思いました。

この「オーベルシュタイン篇」は、舞台の完全オリジナルストーリーだったのですが、あの冷徹で感情の薄い男にこんな過去があったとはという衝撃を受けたと同時に、もしかして田中芳樹先生が「実は彼は…」とネタを提供したんじゃないかと思ったほど納得のいく展開でした。

大切な小説や漫画がドラマや舞台やアニメになるときはいつも、踏みにじられたらどうしようと心配になります。でもこんなふうにさらに深く広げてくれることがあるから、観るのをやめられないんですよね。

さて、ついに「同盟」の人々が登場するわけですが、今度はどうなることか。「帝国」と違い、民主主義社会が直面する危機を描くことになるでしょうし、その生々しさと舞台がどう向かい合うのか。そして会見の時に時間切れで質問できなかったのですが、今回原作のどこの部分を舞台にするのか……発表されたキャストにユリアンもフレデリカもいないので、まだふたりは登場しないのかな?ということも含めて、「自由惑星同盟篇」がどうなるのか楽しみです。

☆うす

No Comment

recently works