演劇系Webマガジン「Omoshiiオモシィ」はこちら
2011.10.18, category: Omoshii project
演劇系Webマガジン「Omoshiiオモシィ」は こちらから http://omoshii.com
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2011.10.05, category: Information Omoshii project Staff Voice
昨年から手がけてきたWebマガジン「Omoshiiオモシィ」が、本日ようやくプレオープンしました。
紙媒体を手がける傍らで、少しずつ進めてきたプロジェクトです。
Webという世界を通じて、いろいろなことができたらいいなと思っております。
しばらくはインタビューとニュースが中心となりますので、今後ともご愛顧のほど、よろしくお願い申し上げます。
これまで、こちらのブログでご紹介してきた、会見の様子などは、今後Omoshiiオモシィのほうで、紹介していきますので、引き続き、お楽しみに!
Webマガジン「Omoshiiオモシィ」 http://omoshii.com
Omoshiiオモシィ編集長 中村恵美
2011.07.13, category: Information Omoshii project
Omoshiiプレオープン企画 第2弾は、加藤健一事務所『滝沢家の内乱』の座談会をお届けします。なんと、加藤健一事務所、通算100本目のプロデュースという、記念すべき作品です。
今回の舞台は登場人物が4人。そのうちの二人は声だけの登場というお芝居。
舞台上の二人、加藤健一さん、加藤忍さんと、声だけの登場、風間杜夫さん、高畑淳子さんの4人に、今回の公演についてお話を伺いました。
──加藤健一プロデュース100本目の作品『滝沢家の内乱』の声の出演に、風間さんと高畑さんを選ばれたのは?
加藤健一(以下、加藤) これは滝沢馬琴と嫁のお路の二人芝居ですが、息子の宗伯と妻のお百が声だけの登場でも相当な比重がある。お客様にも期待を寄せていただける方にしようと思ってお願いしたら快く引き受けて下さって。持つべきものは演劇の友だなと思いましたね(笑)。
風間 100回の記念公演によくぞ声をかけて下さったと思いますね。それに、宗伯は変な役なんです(笑)。「変な役は変な人を呼ぶな」と、目の付けどころに感心しました。
高畑 私は加藤さんが「来い」と言ったらどこへでもついていくので(笑)。ただ、初めて稽古をしたときは、「癇癪持ちのお母さん」をやるのが難しくて。
加藤 いや、癇癪持ちで、一緒にいたくない人の感じが十分出てましたよ(笑)。
高畑 風間さんが息子で私が母っていうのには、まだ納得がいってないんですが(笑)。
加藤忍(以下、忍) 師匠からはお二人のことを前から聞いていたので。
高畑 加藤さんは忍さんの師匠なんですか?
忍 はい(笑)。師匠と二人芝居というだけでも緊張してたのに、風間さんと高畑さんとご一緒できるなんて責任重大だなと思ってます。
加藤 何か「ヨイショ」してない?(笑)
忍 いいえ!
──加藤さんと風間さんが共演するのはつかこうへい事務所以来ですね。
風間 『蒲田行進曲』のロングラン公演は前半が加藤さんで後半が僕だったんです。あれが1982年だから。
加藤 およそ30年ぶりですか。
高畑 それ以来、共演はなかったんですか?
加藤 ないんですよ。
風間 ねぇ。
加藤 今考えたんだけど、孫の太郎の役の声を平田(満)さんにやってもらえばよかったかな(笑)。
風間 孫は若すぎだよ!(笑)
──『滝沢家の内乱』では、馬琴が28年かけて『八犬伝』を大団円まで書き続けます。
高畑 こんなにやっかいな奥さんや息子を抱えながら、よく馬琴は本を書いたなあ、と思いましたね。でも、28年かけて『八犬伝』を書いた馬琴と、ずっとお芝居をやってきた加藤さんが、なんだかダブりますよね。
加藤 ええー、そうですか? 考えてなかったなぁ。
高畑 一つのことに向かっていくというのでね。
──嫁のお路は馬琴を支え、やがては目が見えなくなった馬琴の口述筆記をするようになりますね。
忍 お路は癇癪持ちのお姑さんと病気のオンパレードの夫に囲まれて、本当に大変で…。
高畑 昔のお嫁さんは、大変だよね。
忍 その大変さは稽古でお二人の声を聞いたときから実感できたんですけど(笑)。でも、馬琴とお路の二人で頑張って家を支えないといけない、と思う瞬間があったんだと思うんです。
加藤 お路にも潜在的に文学に対する欲があったんじゃないかな。だからこそ、馬琴についてあれだけのスピードで漢字を覚えて、馬琴の死後に小説家になったんだと思う。「一回役者をやったらやめられない」のと同じようなものかな(笑)。
──全体としては、どういう舞台になりそうでしょうか?
加藤 人情落語みたいな芝居にしたいなと思ってるんです。クスクス笑いながら、人情のあるところでホロリとしていただけるような作品になればいいなと思ってますね。
──三人から見て加藤健一さんはどんな方ですか?
忍 師匠と共演させていただくと、いつも安心して舞台に立てるんですね。
高畑 加藤さんは私から見て、いつも正解を知ってる人なんですよ。
加藤 何を言ってるんですか(笑)。
高畑 忍さんが加藤さんのことを師匠と呼んでいるけど、本当にそういうところがありますね。私がどんなに暴走しても、加藤さんは「はい、ここに座りなさい」と教えてくれるんです。
風間 僕たちは養成所から一緒で、加藤さんが一期上。体操の授業で先生が来ないときは、加藤さんがマット運動を教えてくれた。だから、僕にとっても師匠ですよ(笑)。
全員 (笑)
風間 加藤健一事務所の芝居を見ると、役者が皆、安心してのびのびとやってるんです。それは、加藤さんの懐が広くて、相手役をきちんと引きうけてくれるからだと思いますね。
高畑 そうなんです。『セイムタイム・ネクストイヤー』のとき、加藤さんが「大丈夫です、僕と共演した女優さんは皆、よく見えますから」と言って。
加藤 なんてことを言うんだ(笑)。
高畑 でも、そのとおりでしたよ。
──100本もの作品を作り上げるのは並大抵なことではないと思うのですが、加藤さんにとってはどんな時間でしたか?
加藤 次から次へと芝居をやってきて、芝居の世界にずっと生きてきたから時間の感覚があまりないんです。竜宮城で遊んでいた浦島太郎のように、「玉手箱を開けたら100本?」「もう60歳になっちゃったの!?」みたいな(笑)。
高畑 100本やると思ってましたか?
加藤 いや、思ってませんよ。それにしてもよく続いてきたねぇ。一番驚いたのは、100本の公演で1ステージも休演がないこと。共演者にも恵まれたし、自分も元気な体に恵まれたんだなと思いますね。
──この100本目の公演が未来へと新たな第一歩になりそうですね。
加藤 そうですね。100本まで31年かかりましたから、200本目のときは92歳ですか(笑)。
取材・文=大原薫 写真=杉田重男
<公演情報>
加藤健一プロデュース100本記念
『滝沢家の内乱』
2011年7月13日(水)~24日(日)
下北沢・本多劇場
作:吉永仁郎 演出:高瀬久男
出演:加藤健一 加藤忍
声の出演:風間杜夫(友情出演) 高畑淳子(友情出演)
お問合せ:加藤健一事務所 03-3557-0789
http://homepage2.nifty.com/katoken/
2011.02.28, category: Information Omoshii project
現在、演劇&エンタメ系webマガジン『omoshii(オモシー)』のオープンを予定しています。演劇を中心に、”面白い”さまざまな情報をお届けする予定! そのオープンに先駆けて、萩尾望都先生のインタビューをこちらでご紹介します。
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「デビュー40周年記念 原画展」が福岡アジア美術館で開催中の漫画家・萩尾望都先生。『ポーの一族』『トーマの心臓』『残酷な神が支配する』などで、漫画が持つ可能性を無限に押し広げ続けています。
インタビュー後編では、40年間の漫画家生活に焦点を当てて、萩尾先生に話をうかがいました。
(撮影/森口信之 取材・文/大原 薫)
●「漫画家デビュー40周年記念 萩尾望都原画展」が各地で開催されていますが、40年を振り返ってみるといかがでしょう?
気が付いたら40年か、という感じですね。20歳のときにデビューしているので、「20かける2」のデビュー40年で還暦を迎えて、なんともキリがいいなと(笑)。今まで仕事があってよかったなー、しみじみ……(笑)。
●「萩尾望都原画展」は東京、名古屋に続いて、福岡アジア美術館で開催中です。
はい、私は福岡出身ですので、福岡で開催できるのはとてもありがたいと思います。ぜひじっくり見てやってください。
●原画展を拝見すると、一つ一つのコマが繊細に、また大胆に描かれているのが印象的です。40年間の作品を並べて展示すると、絵が徐々に変わっているのも感じました。
それは自分でもわかりますね。(デビュー作の)『ルルとミミ』はまだ線が固いですね。線の味がちゃんと出せるようになったのが『すきとおった銀の髪』(1972年)じゃないかな。自分が描きたいタイプの線があるんだけれど、ペンをうまくコントロールできなかったり思ったより細くなったりしたことが結構あったんです。でも、あるときから指の関節に全部脳が入っているみたいな感じで、思ったとおりの線が引けるようになったんです。
●それはすごいお話ですね!
続けていれば何かいいことがあるなって(笑)。年を取ると筋力もなくなってくるし、『メッシュ』のころから腱鞘炎にかかって。それからはだましだましやっているところがありますね。
●それでも積み重ねた技術が体に染みついていらっしゃるのではないかと。
漫画というのは流行表現だから、やっぱり絵が古くなってくるんです。昔のキャラクターは頭がでっかちで体が細い。バランスを少し変え始めたのが『メッシュ』のころですね。『マージナル』のころが身体バランスは一番きれいだと思います。絵に関しては自分のチェックが一番厳しいです(笑)。
●そうしていらっしゃるから、ずっと漫画界の第一人者でいられるんですね。
いえ、ときどきチェックするだけで、普段は自分に甘いです(笑)。
●今後のご活動は?
私がやれることは一つしかないから、これ(漫画)を続けていくのみです。
●こんな作品を描きたいというのはありますか?
SFからちょっと離れているので、SFを描きたい。あと、今描いている『ここではない・どこか』のシリーズや猫の『レオくん』を続けていきたいですね。
●『オイディプス』も漫画化されていますが、他にも演劇の名作を取り上げるご予定は?
それはいろいろとやってみたいですね。オイディプスの父ライオスの話も面白いんですよ。
●これからも様々な作品を期待しております。
手作業なので、続けるのが大変なのですが、体力がある限り、目が見える限り描いていこうと思います。皆様もお体を大切にして、頑張ってください。
[profile]
萩尾望都(はぎお・もと)
『ルルとミミ』でデビュー。『11人いる!』『ポーの一族』で第21回小学館漫画賞受賞。代表作は『トーマの心臓』『百億の昼と千億の夜』『残酷な神が支配する』など多数。2011年3月までデビュー40周年記念・萩尾望都原画展を開催。
■■■舞台『11人いる!』公演情報■■■
東京 2月5日〜2月28日 あうるすぽっと(公演終了)
愛知 3 月 19 日・20 日 名鉄ホール
大阪 3 月 26 日・27 日 梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ
公式サイト:http://www.studio-life.com/
■■■萩尾望都原画展■■■
福岡 3 月 13 日まで 福岡アジア美術館
公式サイト:http://www.hagiomoto-gengaten.com/
2011.02.24, category: Information Omoshii project
現在、演劇&エンタメ系webマガジン『omoshii(オモシー)』のオープンを予定しています。演劇を中心に、”面白い”さまざまな情報をお届けする予定! そのオープンに先駆けて、萩尾望都先生のインタビューをこちらでご紹介します。
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「デビュー40周年記念 原画展」が福岡アジア美術館で開催中の漫画家・萩尾望都先生。『ポーの一族』『トーマの心臓』『残酷な神が支配する』などで、漫画が持つ可能性を無限に押し広げ続けています。
萩尾作品は多くの舞台、ドラマ、映画に取り上げられてきましたが、代表作の一つである『11人いる!』が、現在、劇団スタジオライフにより舞台化され、公演中。そこで『11人いる!』について、また漫画と舞台について、萩尾先生に話をうかがいました。
(撮影/森口信之 取材・文/大原 薫)
●劇団スタジオライフの手で舞台化される『11人いる!』は1975年に発表された作品です。どんな思い出がありますか?
描いた当時は本当に時間がなかったのもあって、コマの中にキューッと話を詰めて描いたんですね。「このコマをもっと大きく描きたかったわ」(笑)というのが、今振り返るとありますね。
●『11人いる!』はSFであり、宇宙大学の受験生たちが成長していく物語でもあり、10人のはずの受験生が11人いたという「11人目は誰か」を探すミステリーでもあります。いろいろな要素がある作品ですが、萩尾先生が一番描きたかったのはどこでしょうか?
私は密室劇が好きなんですね。学校や刑務所、病院、孤島やゴシックのお屋敷……。限られた空間の中で非常に緊迫した状況が起きて、みんなが本音を出し合うというのが面白いと思うんです。この作品ではみんなが11人目に翻弄されている。「11人目の存在のせいで、みんなが失敗するかもしれない」という懐疑のただ中で、どうやって犯人探しでなく協力し合う方に気持ちが動いていくのかを描いてみたかったんですね。
●先生のお話を伺っていると、『11人いる!』は劇団という集団で演じられるのがピッタリだなと思います。
本当にそうだと思います。
●1996年の『トーマの心臓』上演以来、今回で萩尾作品5本目の上演となるスタジオライフ。萩尾先生がスタジオライフに惹かれるのはどういうところでしょうか?
私は作・演出の倉田(淳)さんの世界観が非常に好きなんです。ピュアなところとドラマチックなところと両方持っている。そして、容赦なく追求していくというか、嘘がないんですね。集まる役者さんもいろいろなタイプの方が集まっていて。全員がうまいわけではないのですが、舞台に立つと不思議なハーモニーが生まれて、面白い雰囲気が出てくるんです。それに、スタジオライフはきれいな役者さんが多いですから。眼福眼福(笑)。
●倉田さんが作る舞台は、孤独と、それでも人は一人では生きていけないという思いが色濃く描かれています。萩尾先生の世界とも強く惹き合うものがあるように感じます
私が育ってきたのは戦後すぐで、上昇志向というか「無駄なものや弱いものは切り捨てる」みたいな雰囲気があったんです。でも、私は「全部切り捨てておしまい」というのでなく、無駄と思えるものを拾える世界にいきたい、という思いがあったんですね。そこは倉田さんと合っているかもしれない。取りこぼして捨てられたもの、でも忘れてはいけないものを倉田さんは描いていると思うんです。
●ご自分の作品の舞台版を観るのはいかがですか?
最初に観たのは『トーマの心臓』再演だったのですが、自分が原稿を書いている時間にタイムトリップしてしまって。原稿のキャラクターがみんな立ちあがってセリフを言っている感じがしたんです。最初のショックが過ぎてからは、もっと客観的に舞台として楽しめるようになりました。だから今は自分が描いたとは思わずに観て、泣いたりしてます(笑)。倉田さんだから安心してまかせられますね。
●スタジオライフは萩尾先生以外の漫画作品も舞台化されていますが、ご覧になりましたか?
はい、清水玲子先生の『月の子』や『OZ』は好きな作品なので観にいきました。これも、「かわいそう」とか言ってしくしく泣いたり…(笑)。
●漫画と舞台では、作品の魅力に違いはあるのでしょうか?
ありますね。漫画も舞台もどちらもリアルなんだけれど、リアルの質が違う。漫画の世界は手の平で本を開いて、その中に入り込んでいく。自分と作品が対峙する世界なんです。でも舞台はまた独特で、キャラクターが動いて声を出すところが魅力ですね。観客が舞台に夢中になるというのはよくわかります。
●萩尾先生の作品の中で、これを舞台化したら面白いなというものはありますか?
私は少年少女を主体にした話が多いんですけど、『バルバラ異界』で初めて父親というキャラクターを主体にしたんですね。その父親を舞台で見てみたいな、と思います。
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[profile]
萩尾望都(はぎお・もと)
『ルルとミミ』でデビュー。『11人いる!』『ポーの一族』で第21回小学館漫画賞受賞。代表作は『トーマの心臓』『百億の昼と千億の夜』『残酷な神が支配する』など多数。2011年3月までデビュー40周年記念・萩尾望都原画展を開催。
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■■■舞台『11人いる!』公演情報■■■
東京 2月5日〜2月28日 あうるすぽっと(公演終了)
愛知 3 月 19 日・20 日 名鉄ホール
大阪 3 月 26 日・27 日 梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ
公式サイト:http://www.studio-life.com/
■■■萩尾望都原画展■■■
福岡 3 月 13 日まで 福岡アジア美術館
公式サイト:http://www.hagiomoto-gengaten.com/

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