Omoshii project

<omoshii press vol.2> お詫びと訂正

現在発売中の『omoshii press vol.2』にて、ミュージカル『刀剣乱舞』の公演レポートに一部抜け部分がございました。

つきましては、以下に全文を掲載させていただきます。

ご本人及び関係者の皆様、
読者の皆様、ファンの皆様にご迷惑をおかけいたしましたこと、
深くお詫び申し上げます。

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慶長五年七月の下野国小山。千子村正が口ずさむ『かざぐるま』のメロディーが響けば──思い起こされるのは前作「三百年の子守唄」。刀剣男士たちが“正しい歴史”を守るため、歴史に名を残した家臣たちに成り代わりみなしごとなった徳川家康を大切に育て上げた日々の記録だ。今作「葵咲本紀」は、その「三百年の子守唄」の途上で起きていた家康の後継者選びにまつわる“家族”と“親子”の物語を縦糸に、彼らの生き様を見守る刀剣男士それぞれが“己の守るべきもの”と向き合う姿が描かれていく。
序盤、明石国行、鶴丸国永、御手杵、篭手切江が次々と現れるごとにそれぞれの“初登場”を賞玩、そこからいよいよ4振りが揃っての新曲はまさに誰もが“初めて見る光景”。共に戦う仲間となる決意を分かち合うような歌詞も頼もしい。さらに千子村正と蜻蛉切も加われば…お待ちかね、不動のテーマ曲『刀剣乱舞』! 舞台中央の盆を生かしたフォーメーションで、この6振りならではの結束力を一層猛々しく舞台上へと刻みつける。
また、今作で特に印象に残った場面のひとつが「審神者との会話」。隊長を任された鶴丸国永との親しげなやりとりに宿る信頼関係からはこの本丸が充実した機能を発揮していることがうかがわれ、これまでの刀剣男士たちの活躍の記憶とも重なり、“刀ミュの歴史”にも改めて思いを馳せたくなるシーンとなっていた。
さて一方歴史に生きる人間たちは…松平信康(大野瑞生)亡き後の徳川家康(鷲尾 昇)、結城秀康(二葉 要)、徳川秀忠(原嶋元久)の父子はどこかギクシャクとした関係で、確執は深まるばかり。そこにつけ込んだ時間遡行軍は秀康を取り込もうとジリジリと暗躍する。秀康に酷似した見た目を持つ永見貞愛(二葉 勇)も現れ、事態は大いに揺れ動いていくが…。
時代の波のまにまに見え隠れする現代に残る“諸説”を巧みに絡ませながら、そこに「物」として存在してきた“刀剣自体の物語”を融合させてオリジナルのストーリーへと昇華させてきた刀ミュ。今回は「三百年の子守唄」に置いてきた布石を見事に回収し、また、作品全体のこれまでとこれからを固く繋いでいくポイントとなる新たな感触の物語が紡がれた。派手さはないが、刀剣男士の息遣いと時代を彩る人間たちとの関わり合いについてを丁寧に掘り下げることで、観客の感情を確かに捉えている印象だ。見た目優先のギミックや映像を排した役者の歌や躍動を生かした骨太な演出も、感情の襞をたどっていくような物語のカラーに似合っている。
千子村正役の太田基裕と蜻蛉切役のspiは、過ごす時間の多さがハーモニーの豊かさにも表れているよう。見せるところ、聴かせるところはグッと締め、時にユーモアも散りばめながら先輩刀剣男士キャストとして広い視野で作品を支えていく。明石国行役の仲田博喜、鶴丸国永役の岡宮来夢、御手杵役の田中涼星、篭手切江役の田村升吾は歌、身体能力、場の空気作り…と、それぞれの得意を生かして舞台上を熱くし、先輩の期待に答えつつ堂々と新たな風を吹き込んだ。

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<omoshii press vol.1> お詫びと訂正

現在発売中の『omoshii press vol.1』にて、以下の間違いがございました。

■海宝直人さんのインタビュアー、カメラマンのクレジットに間違いがございました。

正しくは以下の通りです。

取材・文/大原薫、撮影/増田慶 

 

■『エリザベート』公演レポートの文中、

誤)愛希エリザボート → 正)愛希エリザベート

 

ここに訂正いたしますと共に、ご本人及び関係者の皆様、
読者の皆様、ファンの皆様にご迷惑をおかけいたしましたこと、
深くお詫び申し上げます。

 

<omoshii mag vol.12> お詫びと訂正

現在発売中の『omoshii mag vol.12』にて、以下の間違いがございました。

P005 山崎育三郎さんのインタビューのキャッチで、ヴォルフガングの「グ」が抜けておりました。

P021 木下晴香さんのインタビューのキャッチで、 ウォルフガングとなっておりました。正しくは「ヴォルフガング」です。

P033   加藤和樹さんのプロフィールの生年が、1887年になっておりました。正しくは1987年です。

P107   『メリー・ポピンズ』レポートの本文中で、柿澤勇人さんのお名前が間違っておりました。

 

ここに訂正いたしますと共に、ご本人及び関係者の皆様、
読者の皆様、ファンの皆様にご迷惑をおかけいたしましたこと、
深くお詫び申し上げます。

 

<omoshii mag vol.11> お詫びと訂正

現在発売中の「omoshii mag vol.11 」P12
學蘭歌劇『帝一の國』の副題と解説に誤りがございました。

誤)大海底祭 → 正)大海帝祭

誤)
主人公・赤場帝一が総理大臣になり自分の国を作るという野望のために、
生徒会長を目指す「物語。久我信士は、帝一の」一学年下の、一年二
組ルーム長で、海帝中学時代から有名な不良。

→ 正)
主人公・赤場帝一が「総理大臣になり自分の国を作る」という野望のために、
生徒会長を目指す物語。久我信士は、帝一の一学年下の、一年二
組ルーム長で、海帝中学時代から有名な不良。

ここに訂正いたしますと共に、ご本人及び関係者の皆様、
読者の皆様、ファンの皆様にご迷惑をおかけいたしましたこと、
深くお詫び申し上げます。

現在発売中の「omoshii mag vol.8 」P97

中村壱太郎さんのプロフィールに誤りがございました。

 

誤)成駒屋 → 正)成駒家

 

今回の誤りは、すべて編集部の責任です。

ここに訂正いたしますと共に、ご本人及び関係者の皆様、

読者の皆様、ファンの皆様にご迷惑をおかけいたしましたこと、

深くお詫び申し上げます。

 

 

 

 

omoshii mag  オモシィ・マグ

新刊およびバックナンバー発送状況のお知らせ

 

この度はオモシィ・マグをご購入いただきまして、誠にありがとうございます。

こちらのページで、定期的に発送状況を更新していきますので、お待ちの方はご確認ください。

なお、最新情報はツイッターで発信させていただきます。

 

現在、3月30日15:00お振込み分まで、弊社より発送させていただきました。(更新日:3月30日)

 

発売日前に、劇場およびWEBで予約なさった方で、いまだにお手元に届いていない方は、お名前、ご予約日またはお振込日を明記の上、http://omoshii.com/contact/ からお問い合わせいただければ幸いです。

 

発売日以降のお申し込みで、お振込み日から2週間すぎてもまだ届かない場合も、お名前、お振込日を明記の上、http://omoshii.com/contact/よりお問い合わせくださいませ。

 

なお、ご住所間違いなどで弊社に返品されたまま、お電話番号もメールアドレスもお間違えで、ご連絡がつかないお客様もいらっしゃいますので、お心当たりの方は、何卒何卒ご連絡いただきますようお願い申し上げます。(ご友人でもお心当たりの方がいらしたら、ぜひ、お伝えください)

 

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以下、通販に関する注意事項およびよくある質問の回答ですので、お申し込み&お問い合わせの前に、ご確認のほど、宜しくお願いいたします。

 

■ 通販は、送料無料を実現するためにお届けに数日〜4日程度かかるクロネコDM便でお送りしています。(複数冊お求めの場合はレターパックまたは宅急便になります)。

また弊社内で入金確認に数日かかることがあります。お届けまでに早くて数日、発売直後は1週間〜10日程度かかることもあります。

 

■ご住所の番地の記入漏れや誤記入等による返品が複数発生しています。お電話やメールで確認して再発送しておりますが、つながらないケースもございます。ご注文の際には、お名前、ご住所、お電話番号を、くれぐれもご確認いただければ幸いです。

 

■ご予約の方は発売日より2週間、その他の方はお振込日より2週間経っても届かなかった場合は、配送事故などの可能性がございますので、http://omoshii.com/contact/ から、お名前とお振込日を明記の上、お問い合わせください。

 

■お振込(ご予約の方は発売日)から2週間以内の未着のお問い合わせには、ご対応できない場合もございます。また、入金確認や発送の際のご連絡などは行っておりません。ご不便ご心配おかけして申し訳ありませんが、あしからずご了承ください。

 

■ご注文後、自動返信メールでお振込先等をご連絡しています。ご注文前にinfo@omoshii.comからのメールが受信できるように設定をしてください。設定しないで申し込んだために返信メールが未着の場合は、設定しなおして、再度お申し込みください(最初のお申し込みはキャンセルになりますのでご安心ください)。また、返信メール未着のお問い合わせ前に、一度迷惑メールフォルダ等に入っていないかご確認ください。

 

■ご入金後のキャンセルはできませんので、ご了承ください。お振込み前でしたら、ご連絡いただかだかなくても、2週間後に自動的にキャンセルになります。

 

その他ご不明点がありましたら、お問い合わせフォームより、ご連絡くださいませ。

 

予約特典は終了いたしました。

引き続き、通常のお申し込みは承っておりますのでご利用くださいませ。

 

omoshii mag vol.5

ミュージカル特集2

予約および予約特典について

 

 

5月19日(木)発売の「omoshii mag vol.5」ミュージカル特集2につきまして、最新情報です。

お問い合わせを多数いただいております、WEBからのご予約につきましては

 

5月14日(土)~18日(水)

5日間の期間限定

 

で、受け付けさせていただきます。
なお、予約特典の「表紙デザインクリアファイル」につきましては、
この期間にお申し込みの上、ご購入が確定した方に限りの配布とさせていただきます。

5日間と短い期間ではありますが、何卒ご利用いただければ幸いです。

準備に時間がかかり、ご購入希望のお客様をお待たせいたしまして大変恐縮ですが、何卒ご理解のほど宜しくお願い申し上げます。

ご希望の方は、omoshii トップページからお申し込みください。

 

omoshii mag.  オモシィマグ  VOL.5

ミュージカル特集第2

 

オールカラー120ページ +ポスター6面  1,950円(税込み)

 

 

<掲載内容>

 

 

 

 

表紙&巻頭特集

城田優×加藤和樹

 

Part.1 ACTOR&ACTRESS

花總まり/井上芳雄/浦井健治/山崎育三郎/成河/古川雄大ほか

 

Part.2 STAGE PHOTO&REVIEW

1789 -バスティーユの恋人たち-』/『エドウィン・ドルードの謎』

 

Part.3 omoshii’s COLLECTION

『ラディアント・ベイビー~キース・ヘリングの生涯~』

柿澤勇人×松下洸平/平間壮一/岸谷五朗

『キンキーブーツ』来日版&日本版

三浦春馬in LA/ジェリー・ミッチェル/シンディ・ローパー×ハーヴェイ・ファイアスタイン

宝塚歌劇雪組公演『ローマの休日』早霧せいな

『ブラックメリーポピンズ』小西遼生×良知真次×上山竜治

『キム・ジョンウク探し~あなたの初恋探します~』村井良大

 

Part.4 omoshii’s  SELECTION

これから観られるミュージカル27

 

PLAY

『レディエント・バーミン』高橋一生/白井晃

『ヒトラー、最後の20000年~ほとんど、何もない~』古田新太×賀来賢人

DANCE SHOW

LOVE ON THE FLOOR』髙橋大輔

 

★ポスター6面つき:井上芳雄、浦井健治、山崎育三郎、城田優、加藤和樹、古川雄大

 

いつも、Webマガジン「omoshii オモシィ」をご覧いただきまして、

誠にありがとうございます。

この度、omoshii倶楽部会員登録において、

システム上の不具合が見つかり、

9月中旬以降、ご登録のお申し込みをいただいているお客様から、

会員登録が進んでいない状況でございます。

10月末を目処にシステムを構築しなおし、復旧の予定でおりましたが、

当初の予定よりもはるかに時間がかかってしまい、現在に至っております。

 

会員登録を楽しみにお待ちになっている皆様には、

本当にご迷惑をおかけいたしております。

心より、深くお詫び申し上げます。

 

本来なら、お一人様お一人様にご連絡しなければならないところ、

たくさんのお問い合わせがあり、

全員の皆様には、対応ができない状況でございました。

こちらのお知らせにて、状況をご理解いただければ幸いに存じます。

 

今後についてですが、

ようやく、復旧の予定がたちまして、

現状の様子ですと、11月末ごろが回復目処となっております。

プレゼントのご応募をお考えの皆様には、

その分、締め切りを延長させていただきますので、

ご容赦いただきたくお願い申し上げます。

9月末締め切り以降のプレゼント

(『エリザベート』関係を含む、それ以降のもの)に関しまして、

10月25日時点でお申し込みいただいている皆様の登録が完了するまで、

締め切りを延長させていただきます。

 

また、今回の不具合は、社内システムの不具合のため、

個人情報の漏洩などではございませんので、ご安心ください。

 

それでは、もうしばらくご迷惑をおかけ致しますが、

復旧後、順次、登録を進めてまいりますので、

何卒ご理解のほど、よろしくお願い申し上げます。

 

なお、「omoshiiオモシィ」、および、「omoshii mag」 については、

通常通り更新・発行してまいりますので、

引き続きご愛顧のほど、宜しくお願いいたします。

 

 

「omoshiiオモシィ」編集長

株式会社アンファン 代表取締役 中村恵美

演劇系Webマガジン「Omoshiiオモシィ」は こちらから http://omoshii.com

昨年から手がけてきたWebマガジン「Omoshiiオモシィ」が、本日ようやくプレオープンしました。

紙媒体を手がける傍らで、少しずつ進めてきたプロジェクトです。
Webという世界を通じて、いろいろなことができたらいいなと思っております。
しばらくはインタビューとニュースが中心となりますので、今後ともご愛顧のほど、よろしくお願い申し上げます。

これまで、こちらのブログでご紹介してきた、会見の様子などは、今後Omoshiiオモシィのほうで、紹介していきますので、引き続き、お楽しみに!

Webマガジン「Omoshiiオモシィ」 http://omoshii.com

                                   Omoshiiオモシィ編集長 中村恵美

Omoshiiプレオープン企画 第2弾は、加藤健一事務所『滝沢家の内乱』の座談会をお届けします。なんと、加藤健一事務所、通算100本目のプロデュースという、記念すべき作品です。

今回の舞台は登場人物が4人。そのうちの二人は声だけの登場というお芝居。

舞台上の二人、加藤健一さん、加藤忍さんと、声だけの登場、風間杜夫さん、高畑淳子さんの4人に、今回の公演についてお話を伺いました。 

 ──加藤健一プロデュース100本目の作品『滝沢家の内乱』の声の出演に、風間さんと高畑さんを選ばれたのは?

加藤健一(以下、加藤) これは滝沢馬琴と嫁のお路の二人芝居ですが、息子の宗伯と妻のお百が声だけの登場でも相当な比重がある。お客様にも期待を寄せていただける方にしようと思ってお願いしたら快く引き受けて下さって。持つべきものは演劇の友だなと思いましたね(笑)。

風間 100回の記念公演によくぞ声をかけて下さったと思いますね。それに、宗伯は変な役なんです(笑)。「変な役は変な人を呼ぶな」と、目の付けどころに感心しました。

高畑 私は加藤さんが「来い」と言ったらどこへでもついていくので(笑)。ただ、初めて稽古をしたときは、「癇癪持ちのお母さん」をやるのが難しくて。

加藤 いや、癇癪持ちで、一緒にいたくない人の感じが十分出てましたよ(笑)。

高畑 風間さんが息子で私が母っていうのには、まだ納得がいってないんですが(笑)。

加藤忍(以下、忍) 師匠からはお二人のことを前から聞いていたので。

高畑 加藤さんは忍さんの師匠なんですか?

 はい(笑)。師匠と二人芝居というだけでも緊張してたのに、風間さんと高畑さんとご一緒できるなんて責任重大だなと思ってます。

加藤 何か「ヨイショ」してない?(笑)

忍 いいえ!

──加藤さんと風間さんが共演するのはつかこうへい事務所以来ですね。

風間 『蒲田行進曲』のロングラン公演は前半が加藤さんで後半が僕だったんです。あれが1982年だから。

加藤 およそ30年ぶりですか。                                                                   

高畑 それ以来、共演はなかったんですか?

加藤  ないんですよ。

風間 ねぇ。

加藤 今考えたんだけど、孫の太郎の役の声を平田(満)さんにやってもらえばよかったかな(笑)。

風間 孫は若すぎだよ!(笑)

──『滝沢家の内乱』では、馬琴が28年かけて『八犬伝』を大団円まで書き続けます。

高畑 こんなにやっかいな奥さんや息子を抱えながら、よく馬琴は本を書いたなあ、と思いましたね。でも、28年かけて『八犬伝』を書いた馬琴と、ずっとお芝居をやってきた加藤さんが、なんだかダブりますよね。

加藤 ええー、そうですか? 考えてなかったなぁ。

高畑 一つのことに向かっていくというのでね。

──嫁のお路は馬琴を支え、やがては目が見えなくなった馬琴の口述筆記をするようになりますね。

 お路は癇癪持ちのお姑さんと病気のオンパレードの夫に囲まれて、本当に大変で…。

高畑 昔のお嫁さんは、大変だよね。

 その大変さは稽古でお二人の声を聞いたときから実感できたんですけど(笑)。でも、馬琴とお路の二人で頑張って家を支えないといけない、と思う瞬間があったんだと思うんです。

加藤 お路にも潜在的に文学に対する欲があったんじゃないかな。だからこそ、馬琴についてあれだけのスピードで漢字を覚えて、馬琴の死後に小説家になったんだと思う。「一回役者をやったらやめられない」のと同じようなものかな(笑)。

──全体としては、どういう舞台になりそうでしょうか?

加藤 人情落語みたいな芝居にしたいなと思ってるんです。クスクス笑いながら、人情のあるところでホロリとしていただけるような作品になればいいなと思ってますね。

──三人から見て加藤健一さんはどんな方ですか?

 師匠と共演させていただくと、いつも安心して舞台に立てるんですね。

高畑 加藤さんは私から見て、いつも正解を知ってる人なんですよ。

加藤 何を言ってるんですか(笑)。

高畑 忍さんが加藤さんのことを師匠と呼んでいるけど、本当にそういうところがありますね。私がどんなに暴走しても、加藤さんは「はい、ここに座りなさい」と教えてくれるんです。

風間 僕たちは養成所から一緒で、加藤さんが一期上。体操の授業で先生が来ないときは、加藤さんがマット運動を教えてくれた。だから、僕にとっても師匠ですよ(笑)。

全員 (笑)

風間 加藤健一事務所の芝居を見ると、役者が皆、安心してのびのびとやってるんです。それは、加藤さんの懐が広くて、相手役をきちんと引きうけてくれるからだと思いますね。

高畑 そうなんです。『セイムタイム・ネクストイヤー』のとき、加藤さんが「大丈夫です、僕と共演した女優さんは皆、よく見えますから」と言って。

加藤 なんてことを言うんだ(笑)。

高畑 でも、そのとおりでしたよ。

──100本もの作品を作り上げるのは並大抵なことではないと思うのですが、加藤さんにとってはどんな時間でしたか?

加藤 次から次へと芝居をやってきて、芝居の世界にずっと生きてきたから時間の感覚があまりないんです。竜宮城で遊んでいた浦島太郎のように、「玉手箱を開けたら100本?」「もう60歳になっちゃったの!?」みたいな(笑)。

高畑 100本やると思ってましたか?

加藤 いや、思ってませんよ。それにしてもよく続いてきたねぇ。一番驚いたのは、100本の公演で1ステージも休演がないこと。共演者にも恵まれたし、自分も元気な体に恵まれたんだなと思いますね。

──この100本目の公演が未来へと新たな第一歩になりそうですね。

加藤 そうですね。100本まで31年かかりましたから、200本目のときは92歳ですか(笑)。

 

取材・文=大原薫 写真=杉田重男

<公演情報>

加藤健一プロデュース100本記念

『滝沢家の内乱』

2011年7月13日(水)~24日(日)

下北沢・本多劇場

作:吉永仁郎 演出:高瀬久男

出演:加藤健一 加藤忍

声の出演:風間杜夫(友情出演) 高畑淳子(友情出演)

お問合せ:加藤健一事務所  03-3557-0789

http://homepage2.nifty.com/katoken/

現在、演劇&エンタメ系webマガジン『omoshii(オモシー)』のオープンを予定しています。演劇を中心に、”面白い”さまざまな情報をお届けする予定! そのオープンに先駆けて、萩尾望都先生のインタビューをこちらでご紹介します。

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『11人いる!』舞台化記念

萩尾望都インタビュー (後編)

「デビュー40周年記念 原画展」が福岡アジア美術館で開催中の漫画家・萩尾望都先生。『ポーの一族』『トーマの心臓』『残酷な神が支配する』などで、漫画が持つ可能性を無限に押し広げ続けています。
インタビュー後編では、40年間の漫画家生活に焦点を当てて、萩尾先生に話をうかがいました。
(撮影/森口信之 取材・文/大原 薫)

あるときから指の関節に全部脳が入っているみたいに、思ったとおりの線が引けるようになりました

●「漫画家デビュー40周年記念 萩尾望都原画展」が各地で開催されていますが、40年を振り返ってみるといかがでしょう?

気が付いたら40年か、という感じですね。20歳のときにデビューしているので、「20かける2」のデビュー40年で還暦を迎えて、なんともキリがいいなと(笑)。今まで仕事があってよかったなー、しみじみ……(笑)。

●「萩尾望都原画展」は東京、名古屋に続いて、福岡アジア美術館で開催中です。

はい、私は福岡出身ですので、福岡で開催できるのはとてもありがたいと思います。ぜひじっくり見てやってください。

●原画展を拝見すると、一つ一つのコマが繊細に、また大胆に描かれているのが印象的です。40年間の作品を並べて展示すると、絵が徐々に変わっているのも感じました。

それは自分でもわかりますね。(デビュー作の)『ルルとミミ』はまだ線が固いですね。線の味がちゃんと出せるようになったのが『すきとおった銀の髪』(1972年)じゃないかな。自分が描きたいタイプの線があるんだけれど、ペンをうまくコントロールできなかったり思ったより細くなったりしたことが結構あったんです。でも、あるときから指の関節に全部脳が入っているみたいな感じで、思ったとおりの線が引けるようになったんです。

●それはすごいお話ですね!

続けていれば何かいいことがあるなって(笑)。年を取ると筋力もなくなってくるし、『メッシュ』のころから腱鞘炎にかかって。それからはだましだましやっているところがありますね。

●それでも積み重ねた技術が体に染みついていらっしゃるのではないかと。

漫画というのは流行表現だから、やっぱり絵が古くなってくるんです。昔のキャラクターは頭がでっかちで体が細い。バランスを少し変え始めたのが『メッシュ』のころですね。『マージナル』のころが身体バランスは一番きれいだと思います。絵に関しては自分のチェックが一番厳しいです(笑)。

●そうしていらっしゃるから、ずっと漫画界の第一人者でいられるんですね。

いえ、ときどきチェックするだけで、普段は自分に甘いです(笑)。

●今後のご活動は?

私がやれることは一つしかないから、これ(漫画)を続けていくのみです。

●こんな作品を描きたいというのはありますか?

SFからちょっと離れているので、SFを描きたい。あと、今描いている『ここではない・どこか』のシリーズや猫の『レオくん』を続けていきたいですね。

●『オイディプス』も漫画化されていますが、他にも演劇の名作を取り上げるご予定は?

それはいろいろとやってみたいですね。オイディプスの父ライオスの話も面白いんですよ。

●これからも様々な作品を期待しております。

手作業なので、続けるのが大変なのですが、体力がある限り、目が見える限り描いていこうと思います。皆様もお体を大切にして、頑張ってください。

[profile]

萩尾望都(はぎお・もと)

『ルルとミミ』でデビュー。『11人いる!』『ポーの一族』で第21回小学館漫画賞受賞。代表作は『トーマの心臓』『百億の昼と千億の夜』『残酷な神が支配する』など多数。2011年3月までデビュー40周年記念・萩尾望都原画展を開催。


[data]

■■■舞台『11人いる!』公演情報■■■

東京 2月5日〜2月28日 あうるすぽっと(公演終了)

愛知 3 月 19 日・20 日 名鉄ホール

大阪 3 月 26 日・27 日 梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ

公式サイト:http://www.studio-life.com/

■■■萩尾望都原画展■■■

福岡 3 月 13 日まで 福岡アジア美術館

公式サイト:http://www.hagiomoto-gengaten.com/

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